カード解説-カメックス(PCG1) (ヨッシー)
2007年10月24日カメックスex 水 HP150
ポケパワー エナジーレイン
このパワーは、自分の番に何回でも使うことができる。自分の手札から水エネルギーを1枚選び出し、自分のポケモンにつける。その後、そのエネルギーをつけたポケモンに、ダメージカウンターを1個のせる。このポケモンが特殊状態なら、このパワーを使うことはできない。
水水水無 はかいのうずしお 80
ウラが出るまでコインを投げ続け、その間に出たオモテの数ぶん、相手のエネルギーをトラッシュする。
弱点:水×2 抵抗:なし にげる3
登場以来高い人気を保ち続けている《カメックスex(PCG1)》。 ハーフデッキでは発売当初から、60枚デッキでも《ホロンのレアコイル(PCG6)》、《ホロンのマルマイン(PCG6)》が登場してからは常に一線級のデッキとしてがんばっています。今回はこのカードがなぜこんなにも長い間使い続けられているのか解説していきましょう。
このカードの利点は手札にある水エネルギーカードを1ターンに何枚でもつけることが出来ること。 「エネルギーを場のポケモンにつけることが出来る」ポケパワーを持ったポケモンは他にも《バクフーン(DP3)》《カイリュー(PCG6)》などがいますが、基本的に1枚しかエネルギーをつけることができません。
《カメックス(DP3)》は何枚でもつけることができますがターンが終了してしまいますし、《マルマインex(PCG1)》は5枚ものエネルギーをトラッシュからつけることができますが、サイドカードを2枚相手に引かせるなど、厳しいリスクがあります。 比較的軽いリスク(たったの10ダメージ)で、何枚でもエネルギーをつけることができる能力は《カメックスex(PCG1)》にしかありません。
ポケモンカードは相手のポケモンをきぜつさせ、サイドを引くことが目的のゲームです。それにはエネルギーをつけて、ワザを使って相手を攻撃することが必要ですよね?でも強力なワザには沢山ののエネルギーが必要で、1ターンにエネルギーは1枚しかつけれない。これが根本にルールとしてあるわけです。
「エネルギーを1ターンに複数枚つけることが出来る」能力が強いのはここに絡んでくるからであり、《エネルギーリムーブ》が強力なのもこの論理で説明がつきます。エネルギーをはがす=相手の1ターンが無駄になったと言ってしまっても過言ではないでしょう。 《サーナイトex(PCG9)》のデッキが強いのもエネルギーが全然場から減らない、つまり強力な攻撃を連続して使い続けられるからと説明できます。
また、更に《カメックスex(PCG1)》の利点を述べると、奇襲ができることが挙げられます。先ほど書いた通り、「1ターンにエネルギーは1枚しかつけられない。」 というルールがあるのでプレイヤーは「対戦相手のあのポケモンにエネルギーがあとX枚付いたら、すなわちXターン後には強力なワザを使ってくる。」などと予測を立てます。《カメックスex(PCG1)》はその予想を覆す量のエネルギーを1ターンでつける事が出来るので、対戦相手は予想してなかったダメージを受ける事になるのです。
ダブルレインボーエネルギー、スクランブルエネルギー、ブーストエネルギーが強力なのも、この事から言えるのですが、それらのエネルギーカードは進化ポケモンにしか付ける事が出来ないなど、若干ながら悪い条件があります。「バトル場についているエネルギーカードに関係なく、種ポケモンが奇襲で強力なワザを使ってくる。」これを可能に出来るカードは《カメックスex(PCG1)》のみなのです。
《ホロンのレアコイル(PCG6)》、《ホロンのマルマイン(PCG6)》と強烈なコンボを形成しているのですが、これはまたの機会に解説することにします。
※コラムの一部にSilent Shimmerのブログから過去ログを引用しています。
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