サイド4枚戦コラム?(とれいん)
2007年10月16日最近シニア、マスターの予選では定番になりつつある60枚デッキのサイド4枚戦。サイド6枚戦とは違った戦略が必要になりますよね。なんとなく肌で感じている違いを、今回から何回かにわけて4枚戦のポイントを整頓してみたいと思います。
当たり前のことですがサイド4枚戦ではサイドを4枚引けば勝ちとなります。これに適したデッキとはどんなものになるのでしょうか。ポケモンカードには様々なタイプのデッキが存在しますが、特殊なものを除くとおおまかに2つのタイプにわけることができると思います。それはビートダウンタイプとコントロールタイプです。
ビートダウンとコントロールというのはポケモンカードではあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、カードゲームでは時々使われている用語です。もともとマジックザギャザリングが発祥の言葉でビートダウンの語源は「殴り倒す」、コントロールの意味は「支配する」、ですね。
要するにビートダウンタイプというのは相手のポケモンへの攻撃を最優先につくられたデッキで、カメックスやハッサム、ゴウカザルなど比較的単純な動きをするデッキがこれに分類されます。ゲーム序盤から積極的に攻撃を仕掛け、どんどんサイドを引いていくタイプです。
それに対してコントロールタイプとは序盤ではサイドを引くよりも場を自分に有利なようにして、最終的にゲームに勝つようにタイプのデッキです。アブレイド、わるいバンギラス(※1)、チャーレムヘルガー(※2)などがその代表格と言えるでしょう。《R団の幹部》、《スクランブルエネルギー》、《逆転!マジックハンド》などを多用し、複雑な動きをするデッキが多いのが特徴です。
競馬で言うなら、ビートダウンタイプは先攻逃げ切りタイプの馬で、コントロールタイプは後半追い上げタイプの馬にたとえられます。サイド4枚戦と6枚戦の違いというのは、短距離か長距離かという違いになりますね。
一概には言えませんけども、短距離走の場合は基本的に先攻逃げ切りのほうが有利です。逆転の機会を狙っているうちにレースが終了してしまったということがおこりますから。サイド4枚戦も似たようなものです。逆転の機会を狙って待ちの姿勢に入るデッキよりもさっさとサイドを4枚ひいてしまうデッキのほうが適しているわけです。
結論を言いますと4枚戦用のデッキには単純さが重要ということです。6枚戦のような複雑なコンボをいれたデッキはスピードが遅く、先にサイドを引ききられてしまいます。まずはこれを意識してデッキを見直してみましょう。次回はデッキレシピを実際に用意して具体的に解説してみたいと思います。
※1 わるいバンギラスデッキ
《わるいバンギラス(PCG3)》を主力としたコントロール系デッキ。ゲーム序盤にわざと自分のポケモンを倒させて、スクランブルエネルギーを発動させ、スピンテールを連発する。その間相手の攻撃を妨害するため《逆転!マジックハンド》を搭載していることも多かった。フィニッシュは《超古代のワザマシ〔岩〕》。サイドを一気に4,5枚ひかれることもあった。
※2 チャーレムヘルガーデッキ
《チャーレムex(QCP)》と《ヘルガー(PCG3)》によるコントロール系デッキ。チャーレムがポケモンex以外のポケパワーをヘルガーがトレーナーカードを使用不能にする。マジックハンドやエネルギーリムーブでエネルギーをはがしたポケモンを《アクア団のアジト》でバトル場から逃げられなくし、ベンチを攻撃し続ける。一度攻撃態勢にはいると中々ぬけれらない。日本ではマイナーだが世界戦では上位に入るなど有名なデッキ。
当たり前のことですがサイド4枚戦ではサイドを4枚引けば勝ちとなります。これに適したデッキとはどんなものになるのでしょうか。ポケモンカードには様々なタイプのデッキが存在しますが、特殊なものを除くとおおまかに2つのタイプにわけることができると思います。それはビートダウンタイプとコントロールタイプです。
ビートダウンとコントロールというのはポケモンカードではあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、カードゲームでは時々使われている用語です。もともとマジックザギャザリングが発祥の言葉でビートダウンの語源は「殴り倒す」、コントロールの意味は「支配する」、ですね。
要するにビートダウンタイプというのは相手のポケモンへの攻撃を最優先につくられたデッキで、カメックスやハッサム、ゴウカザルなど比較的単純な動きをするデッキがこれに分類されます。ゲーム序盤から積極的に攻撃を仕掛け、どんどんサイドを引いていくタイプです。
それに対してコントロールタイプとは序盤ではサイドを引くよりも場を自分に有利なようにして、最終的にゲームに勝つようにタイプのデッキです。アブレイド、わるいバンギラス(※1)、チャーレムヘルガー(※2)などがその代表格と言えるでしょう。《R団の幹部》、《スクランブルエネルギー》、《逆転!マジックハンド》などを多用し、複雑な動きをするデッキが多いのが特徴です。
競馬で言うなら、ビートダウンタイプは先攻逃げ切りタイプの馬で、コントロールタイプは後半追い上げタイプの馬にたとえられます。サイド4枚戦と6枚戦の違いというのは、短距離か長距離かという違いになりますね。
一概には言えませんけども、短距離走の場合は基本的に先攻逃げ切りのほうが有利です。逆転の機会を狙っているうちにレースが終了してしまったということがおこりますから。サイド4枚戦も似たようなものです。逆転の機会を狙って待ちの姿勢に入るデッキよりもさっさとサイドを4枚ひいてしまうデッキのほうが適しているわけです。
結論を言いますと4枚戦用のデッキには単純さが重要ということです。6枚戦のような複雑なコンボをいれたデッキはスピードが遅く、先にサイドを引ききられてしまいます。まずはこれを意識してデッキを見直してみましょう。次回はデッキレシピを実際に用意して具体的に解説してみたいと思います。
※1 わるいバンギラスデッキ
《わるいバンギラス(PCG3)》を主力としたコントロール系デッキ。ゲーム序盤にわざと自分のポケモンを倒させて、スクランブルエネルギーを発動させ、スピンテールを連発する。その間相手の攻撃を妨害するため《逆転!マジックハンド》を搭載していることも多かった。フィニッシュは《超古代のワザマシ〔岩〕》。サイドを一気に4,5枚ひかれることもあった。
※2 チャーレムヘルガーデッキ
《チャーレムex(QCP)》と《ヘルガー(PCG3)》によるコントロール系デッキ。チャーレムがポケモンex以外のポケパワーをヘルガーがトレーナーカードを使用不能にする。マジックハンドやエネルギーリムーブでエネルギーをはがしたポケモンを《アクア団のアジト》でバトル場から逃げられなくし、ベンチを攻撃し続ける。一度攻撃態勢にはいると中々ぬけれらない。日本ではマイナーだが世界戦では上位に入るなど有名なデッキ。
コメント